腰痛の症状や原因とは？痛みを和らげる方法や予防方法を解説

腰痛とは？

腰痛とは、腰周辺の痛みのことで、日本の成人の約90％が腰痛の経験があると言われています。
腰痛は、日常生活で繰り返される動作によって腰部に負担をかけて起こるものです。
その痛みは腰周りの筋肉だけでなく、関節や神経からの影響で引き起こされることも少なくありません。
腰痛を招く原因のひとつに、重い上半身を下半身で支える構造的な問題があります。
どうしても腰に負担が集中しやすいのです。

日常生活で腰をまったく動かさないで動作ができるか想像してみてください。
多くの方が不可能だと思います。
意識をしなくても日常の生活動作で当たり前のように腰を使っている以上、腰痛が起こる可能性は誰にでも十分に考えられます。

腰痛になってしまう主な原因とメカニズム

腰痛を引き起こす大きな原因のひとつには、インナーマッスルの低下があります。
インナーマッスルとは、身体の深層に存在する姿勢の維持などの役割を持った筋肉です。
体幹とも呼ばれるインナーマッスルが衰えると姿勢を支えきれず、骨盤など骨格のゆがみにも繋がります。
骨格がゆがむと身体を動かすためのアウターマッスルが動作と支えるための二役を同時にこなすことを強いられて、蓄積された大きな負担が腰痛を発生させるという仕組みになります。
特に日本人は骨盤が後ろに倒れやすい傾向が見られ猫背の方も多いので、それもインナーマッスルを衰えさせる一因と言えるため、予防と改善には日常生活や運動習慣の見直しが必要です。

腰痛の痛みと主な症状

腰痛の主な症状には、「立ち上がりで痛い」「中腰になると痛い」「寝返りを打つと痛む」「身体を後ろに反れない」などがあります。
動作の際に傷ついた関節や筋肉、神経に圧迫や牽引の刺激が入って痛みを感じます。
ほかにも長時間座っていられない、立っていられないなど、姿勢の維持が難しくなる方も多いです。
それは腰回りが姿勢を安定させるような構造になっているからです。
腰が正常に機能しなければ、身体を支えられなくなることは想像できると思います。
また、症状が強く出た場合、「腰に疼くような痛み」「足がビリビリと痺れる感覚」が出ることもあります。
ヘルニアや脊柱管狭窄症が疑われるようであれば、医療機関での精密な検査が必要となります。

腰痛の対処法と注意点

腰痛への対処法ですが、
①普段の姿勢に気をつける。
②ストレッチは腰以外のところから。
③インナーマッスルを鍛えることです。
普段から姿勢が悪いと身体にかかる負担は倍以上になってしまいます。
その負荷が毎日積み重なると…。
腰に痛みがある場合は無理に動かさないでください。
ストレッチする際は、腰へのストレスが少ない足や背中、肩の筋肉を動かして緊張を和らげましょう。
また、インナーマッスルを鍛えることは腰周りの安定性につながります。
姿勢が良くなったり、腰を痛めにくい身体づくりに役立ちます。
注意点は、
①急に動かさない。
②同じ姿勢を長く続けない。
③安静にして痛みが引いたら、徐々に身体を動かしていきましょう。

腰痛の施術法、即効性のある対処法

当院では、どこが原因で腰痛が起きているかを確認する検査・施術法として、「ハイボルト療法」を行っています。
ハイボルトは、赤筋繊維(筋肉)を一過性に活性化させ、不具合を起こしている筋肉を動けるよう働きかけて痛みを抑え、発症時の交感神経の興奮を抑制したり、傷口の修復を早めて炎症を軽減できる検査器具です。
痛みの元を探して改善する仕組みを備えているため、即効性が期待できます。
これに特殊施術やテーピングを加えることで回復力はより増していきます。
痛めたばかりであれば、炎症を抑えるアイシングや腹圧を高めて体幹を安定させるコルセットなども重要ですが、なにより大切なのは痛みを感じたらすみやかに施術を受けることです。

整体が向いている腰痛

いまの自分の症状だとどこ施術を受けるのか。
この症状で接骨院に行って良いのか。
などと迷ったことはありませんか。
整体が向いている腰痛は、ハリ、コリを感じる、普段から重だるい、動きの悪さを感じる腰痛です。
ぎっくり腰などは接骨院がおすすめできますが、前述のような自覚症状がある場合、普段の生活習慣により不具合を生じている可能性が高いため、痛みに対する施術を受けるより、骨格を整えたり根本を改善する施術として、まさに整体が向いていると思います。
腰痛を発症する前に、不良姿勢や筋肉の緊張、可動域を改善すれば、腰痛の悪化を未然に防ぐことができます。
腰にハリ、コリや重だるさを感じている方は、早期に施術を開始しましょう。

腰痛に関するQ&A

Q. 腰痛によく効くストレッチ方法は何ですか？
A. 緊張した筋肉をほぐすストレッチが有効的です。
筋肉の緊張が和らぎ、可動域が広がり、腰椎への負担を軽減できます。
「腸腰筋のストレッチ」や「脊柱起立筋のストレッチ」がおすすめです。

Q. 腰痛の原因は何ですか？
A. 腰痛の原因は様々ですが、最も一般的な原因としては、筋肉や靭帯の緊張、椎間板ヘルニア・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症などが考えられます。
まず、身体の状態を確認し、根本原因を見極め、症状改善を図りますので、ぜひ一度ご来院ください。

Q. 腰痛になったのですがお風呂は入れますか？
A. 38～40度のぬるめのお湯をいれ、みぞおちぐらいまで浸かるようにしましょう。
おすすめの入浴時間は、20～30分程度です。

Q. 腰痛の改善には腹筋を鍛えればいいと聞いたのですが、本当ですか？
A. 改善の効果は期待できます。
腹筋が低下することで、姿勢不良になり、腰痛の原因になりえることがあります。
腹筋を鍛えることで、正しい姿勢になり、脊柱や関節への負荷を均等に分散し、腰部の安定性を向上させることができます。

Q. ぎっくり腰を再発しないためにはどのようなことに気をつけて生活すればよいですか？
A. 「座り続ける時間を減らす」「お風呂で身体を温める」「普段から運動を行う」を意識して生活しましょう。

Q. 腰痛の施術を受けるときどのような服装で行けばよいですか？
A. 動きやすい服装でお越しいただければと思います。